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春日井市出川町のお客様からお電話を頂きました。4年前に外壁、屋根の塗装をさせて頂いたお客様からです。早速、現場に足を運び現状を確認させて頂きました。外壁のモルタルにプックリと膨れが見られます。同じ膨れがあちらにも、こちらにも3か所見られます。
水がどこから入ったのかということです。
最近、こういうタイプの造りの家が増えてきてます。
片流れタイプの屋根の庇の出幅が全くないタイプです。
屋根が切れたところの下には、もう外壁があるというタイプです。
昔の人にはいろんな、アイデア、知恵がありました。関心させられますね。
今は、そういう昔の人の知恵がカットされてきてます。
その分、こういった不具合が起きています。
こういった不具合が起きた場合には、その膨れている箇所をカッターでカットします。
膨れているということは、下地とは密着していません。
膨れをおこしている原因の水をまずは抜かなくてはいけません。
膨れを起こしている部分の塗膜をカッターでカットします。
水を抜いても、このように一度下地と離れた塗膜は元には戻りません。
ですから、カットして撤去します。
その後に又、乾燥した後に新しい塗料で塗膜をかぶせます。
その作業を繰り返すことになります。
こういう構造の家は今回、補修をしたとしても又、膨れが起きる可能性があります。
昔の家には、いろんな知恵があります。
屋根は壁全体をゆったりと覆い、壁に当たる水の量を減らしてくれます。
壁は、雨水が当たる量が減る分、雨漏れからも守られます。
窓の上には庇があり、窓を開けても雨水は窓の中には入ってきません。
こういう知恵が一杯詰まっています。
これが全く無くなってきてます。
屋根の庇の出が無い、窓の上には庇すらありません。
残念ですね。