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魅力の多い和風住宅だからこそ
外壁塗装前に知っておきたいポイントをご紹介


和風住宅の外壁塗装で失敗しない為の注意点
 皆さんが生活している住宅は以前から変化したと思いませんか?畳ではなくフローリングの住宅が多くなり、外壁材もかつて多くの和風住宅で使用されていたモルタルよりも、サイディングやタイル・煉瓦といった洋風な印象を与える外壁材のお住まいが増加したように感じます。これらは私たちの生活自体が西洋化していることと大きく関係しているのですが、近年では古民家の購入も増加してきています。もともと和風住宅というのは日本の環境に合わせて建てられており、柔らかな風が室内を吹き抜け強い日差しを遮る大きな屋根があり、しっかりとメンテナンスをされていれば築100年を迎えるというお住まいも少なくないでしょう。  畳の肌触りを楽しみ木のぬくもりを感じられる和風住宅を好む方は多く、近年では和風住宅の魅力を取り入れた「和モダン」住宅も人気です。もちろん和風住宅も洋風住宅同様に外壁材が劣化しないように外壁塗装を行っていく必要があるのですが、いくつか注意点がございます。そこで今回は和風住宅と洋風住宅の違い、和風住宅の外壁塗装を行う際のポイント、和風住宅の外壁塗装で失敗しない為の注意点をご紹介したいと思います。

和風住宅が人気の理由と洋風住宅との違い

 皆さんは和風住宅と聞くとどのような印象を持たれるのでしょう?古い、寒い…といったネガティブなイメージを持たれている方も多いでしょう。しかしやはり和風住宅が良い!という方も増え古民家を再生する動きも見られます。

 和風住宅は日本の風土・気候に合わせて様々な自然素材が使用されており、調湿・調温・吸音機能にも優れています。和風を感じさせる畳や木の匂いが好きな方も多いですよね?洋風住宅が建ち並ぶ中に和風住宅があると思わず目を惹きます。

和風住宅は日本の風土・気候に合わせて様々な自然素材が使用されています

 では和風住宅と洋風住宅の根本的な違いは何でしょう?床の間や仏間があるから和風?フローリングだから洋風?外壁がモルタルだから和風?サイディングだから洋風?恐らく現在は様々な様式を取り入れているお住まいが多く、建物を見て感じた印象が和風住宅かどうかを判断しているのだと思います。

 建て方も和風住宅の場合は木造軸組み工法(在来工法)や稀にRCや鉄骨、洋風住宅の場合はツーバイフォー工法や軽量鉄骨・RCなど様々ですが在来工法が採用されることもありここが明らかに違う!という点はないのです。

和風住宅と洋風住宅の明らかに違う点はないのです!

 しかし和風住宅の場合はほとんどのケース、特に築年数の経過している和風住宅は木造住宅かと思います。風通しが良く通気が出来ていたとしても、雨漏りが起きれば和風住宅の構造木材は腐食し耐久性は著しく低下してしまいますので、日頃のメンテナンスや外壁塗装は行っていかなくてはなりません。

雨漏りが起きれば和風住宅の構造木材は腐食し耐久性は著しく低下

和風住宅に多く使用されている建材があります

 和風住宅と洋風住宅の明らかな違いがないということはご説明させていただきました、問題は見たイメージです。そこで和風住宅によくみられる部位とメンテナンス方法をご紹介したいと思います。

1.瓦

日本家屋・和風住宅ならではの瓦

 和風住宅の屋根はほとんどが瓦です。近年は屋根の軽量化=耐震性の向上というイメージが強く、中には軽量屋根材に葺き替える方も多いでしょう。

 しかしやはり日本家屋・和風住宅ならではの瓦を好み使用し続ける方ももちろんいらっしゃいます。屋根を支えているのは柱と壁ですので定期的な外壁塗装工事で住宅全体の劣化を防いでいきましょう。
 金属屋根材と瓦を組み合わせた屋根(腰葺き屋根)も格式を上げながらも屋根全体の軽量化を図り、住宅全体に軽やかな印象を与えますので外壁に暗めの色を使用してもバランスがとりやすくなります。

金属屋根材と瓦を組み合わせた屋根も屋根全体の軽量化につながります

2.漆喰(しっくい)

漆喰は防水性・調湿機能・防火性に優れている

 職人自らが現場で直接塗り仕上げる漆喰やモルタルは、重厚感がありながらも柔らかな印象を与え、和風住宅らしい仕上がりです。

 漆喰は防水性・調湿機能・防火性に優れており二酸化炭素を吸収することで強度を高める優れものです。汚れやすい為外壁塗装や漆喰の塗り替えは必要になりますが、塗装する際に通常の塗料を使用してしまうと数年で剥がれを起こしてしまう恐れがありますので漆喰の特徴を把握した塗装・左官業者に工事を依頼しましょう。ひび割れや欠けが発生しやすい漆喰も、定期的に塗り直せば新築同様に仕上がります。

通常の塗料を使用してしまうと数年で剥がれを起こす

ひび割れや欠けが発生しやすい漆喰も定期的に塗り直せば新築同様

3.モルタル

モルタル外壁の和風住宅は多く仕上げ方や塗る職人によっても違う印象に

 モルタル外壁を使用しているという和風住宅は多いと思います。スタッコやリシン、ボンタイル等仕上げ方や塗る職人によっても違い、正に世界に1軒だけのお住まいです。
 外壁塗装だけでなく、構造上発生してしまうクラックを適切に補修することで長期に渡って綺麗な外観を維持できるでしょう。

構造上発生しやすいクラック
クラックを適切に補修することで長期に渡り綺麗な外観を維持

4.化粧垂木(けしょうたるき)

化粧垂木(けしょうたるき)

 通常住宅にある軒天(のきてん)は小屋裏の垂木(たるき)や野地板を隠し美観性を向上させるために取り付けられています。

 しかし重厚感が欲しい和風住宅には物足りないといった印象を持つ方もいらっしゃいます。そこであえて垂木を軒天の外側に取り付け木材をふんだんに使用している印象を与えます。その場合、木目調の軒天を使用しているお住まいもございます。
 化粧垂木(けしょうたるき)も軒天とあわせて塗装が可能です。劣化が見られず黒ずんでいる程度でしたら、灰汁洗い(あくあらい)で汚れを洗い落とすケースもございます。

化粧垂木も軒天とあわせて塗装が可能

5.心持ち材(しんもちざい)

心持ち材(しんもちざい)

 皆さんのお住まいには雨に濡れないように玄関や庭に突き出した屋根がありますか?洋風住宅の場合、屋根の柱に使用されているのは錆びにくく耐久性にも優れたアルミが多いでしょう。しかし和風住宅は木材で重厚感を感じさせます。

 そこで心持ち材(しんもちざい)と呼ばれる太い柱を使用していることが多く、柱の裏側には大きな切れ込みが入っています。経年により割れてしまったのではなく、木材が乾燥した際に「背割れ」を起こさないようにあらかじめ「背割り」を行っているのです。
 こちらも塗装は可能です。しかし玄関は住宅の顔、塗膜が剥がれてしまう恐れのある塗装ではなく灰汁洗い(あくあらい)を希望される方が多いです。

塗装可能ですが灰汁洗い(あくあらい)を希望される方が多い

6.銅板

銅板

 和風住宅だと感じさせるもう一つの特徴は「銅製の建材が使用されている」ということです。寺院や神社等でも見られるかと思いますが、瓦と非常に相性も良いため腰葺きのお住まいも見られます。

 銅は非常に高価な建材です。しかしその分加工性・耐久性に優れており使用したいという方も多いです。銅は塗装を必要としませんが、腐食により穴あきが起こると雨漏りを起こす恐れがありますので早急に補修しましょう。

銅は塗装を必要としませんが、腐食により穴あきが起こり雨漏りを起こす恐れがあります

●灰汁洗い

灰汁洗いの様子
灰汁洗いの様子

 木材は太陽光にさらされ続けることで日焼けのようにシミが出来、汚れたように変色してしまいます。灰汁洗いは塗装ではなく薬品で汚れやシミを抜いていきます。いくつか工程を踏みシミや灰汁を抜いていくのですが染み抜きが不十分ですと綺麗に仕上がりませんので、灰汁洗いを正しく行える業者へ依頼することが大切です。

木材用保護剤
保護剤の塗布

※薬品を中和する過程でガスが発生してしまいますので、作業中は近づかないようにご注意ください。

 木に残った薬品は綺麗に洗い最後に保護剤を塗布し灰汁洗いは完了です。街の外壁塗装やさんでは塗装と同時に木材の灰汁洗いも承っておりますので、木材を最大限に活かしたい方はお気軽にご相談ください。



和風住宅の外壁塗装を行う際に気にしておきたい点

 和風住宅の魅力は何といっても木材や漆喰など、昔から用いられてきた素材を感じさせる外観です。もちろん出来るのであれば木材やモルタルの本来の役割・印象を損なわずに外壁塗装を行いたいですよね?そこで続いては和風住宅の外壁塗装を行う際に皆さんが一度は悩まれたことがあるのではないかというポイントと解決策をご紹介したいと思います。


1.木材本来の風合いを残したまま外壁塗装を行いたい

 和風住宅には破風板・鼻隠し・軒天・化粧垂木など様々な場所に木材もしくは木目調の建材が使用されていると思います。通常のいわゆる造膜型の塗料は着色されており表面に塗膜を形成する為、塗装すると和風住宅ならではの木材の節や木目も潰れてしまいます。

通常の造膜型塗料で塗装した場合、木材の節や木目が潰れてしまいます

木材の木目を活かす浸透型塗料

 木材の木目を活かしたまま塗装を行う際は浸透型塗料を使用しましょう。浸透型塗料は木材の内部にまで浸透し紫外線・雨濡れによる劣化を防ぎますが、表面に塗膜を形成しないため木目を残したままの仕上がりになります。造膜型塗料よりも耐水性に劣るため頻繁に塗り替えなければなりませんが、塗膜の剥がれもなく綺麗な状態を維持することができます。

木材の木目を活かしたまま塗装を行うには浸透型塗料を使用しましょう

浸透型塗料は木材の内部にまで浸透し 紫外線・雨濡れによる劣化を防ぎます

木目調の軒天はクリヤー塗装で風合いそのままに塗膜保護が可能

 木目調の軒天はクリヤー塗装で風合いそのままに塗膜保護が可能です。しかし軒天表面に汚れ・傷・腐食が見られる場合は張替・増し張り補修が必要です。

木目調の軒天

クリヤー塗装で風合いそのままに塗膜保護が可能

2.和風住宅が綺麗に仕上がる色を知りたい

 和風住宅の外壁塗装をしたい!でも派手な色も似合わないしバランスが取りにくいから失敗がないクリーム系・ホワイト系に仕上げよう…せっかく外壁塗装でイメージチェンジが出来る良い機会なのにもったいないと思いませんか?実はこのように和風住宅の外壁塗装を仕上げる色にお困りの方は本当に多いのです。

外壁塗装はイメージチェンジが出来る良い機会です

和風住宅と相性が良い色「和色」

 ではどのような色と相性が良いのかといいますと、日本固有の伝統的な色名称を含む「和色」です。例えば鶯色(うぐいすいろ)や胡桃色(くるみいろ)、山葵(わさび)といった、その鳥や植物・食べ物の色だとわかりますよね?和色は彩度が低くややくすんだ色味が多く派手過ぎないため、和風住宅とは正に合わせやすい色合いをしています。和色は赤や黄・茶など大きく分けて7系統あり400色以上ありますので、お客様の理想に近い色がきっと見つかるかと思います。塗料によっては得意な色・苦手な色もございますので「このような色を使用したい!」というお考えがございましたらお気軽にお申し付けください。

和色のカラーバリエーション

3.塗装を行わない・出来ない箇所はあるの?

 せっかく足場を仮設し外壁塗装工事を行うのであれば全体メンテナンスをしたいと思うはずです。しかし和風住宅には建材の性質上あえて塗装を行わない・出来ないという箇所も存在します。

粘土を高温で焼いた陶器瓦・いぶし瓦

 最も分かりやすいのは粘土を高温で焼いた陶器瓦・いぶし瓦です。日本家屋・和風住宅らしい存在感があり非常に耐久性が高く、塗装による塗膜保護は不要です。和瓦の塗り替え塗料もあるようですが将来的に剥がれを起こす可能性もあるためお奨めはしておりません。

 メンテナンスは漆喰補修・瓦の差し替え・葺き直し工事がメインとなるでしょう。

陶器瓦・いぶし瓦

銅製の建材

 また先程ご紹介した銅製も、表面が酸化することでそれ以上劣化を進行させない保護被膜が形成され徐々に緑青へ変色します。銅をあえて塗装する方法もあるようですが、変化を楽しむ事が銅を使用する醍醐味ですので瓦同様に塗装はお奨めしません。腐食が進行し穴が開いてしまった場合は交換が必要です。

赤橙色の銅製雨樋
緑青色の銅製雨樋

赤橙色が新しい状態ですが、銅が酸化することで皮膜を作り腐食を防いでいるため、劣化しにくいのは緑青色の銅製雨樋です。


ヒノキなど耐水性も高く腐食しにくい木材

 最後に木材です。和風住宅を表す温かみ・落ち着きのある木材をそのまま維持したい所ですが、雨水により劣化してしまうため基本的には塗装が必要です。しかしその木材の種類によります。例えばお風呂にも使用されるヒノキは耐水性も高く腐食しにくい木材にあたります。耐久性に優れているのであれば、塗装し塗膜の剥がれを心配するよりも寧ろ塗装を行わないほうがメンテナンスも簡単です。吸水し傷む恐れのある木部は造膜型あるいは浸透型塗料で塗装メンテナンスを行いましょう。


若者にも人気の和モダン・洋モダン住宅のご紹介

 以前、建売住宅を内見した際ですが大きなLDKの横に和室があり、ほとんどの物件に小上がりの畳スペースや和室があると伺いました。そしてまたあるところでは洋風な外観とは裏腹に梁仕上げのリビングに開放的な雰囲気を感じました。
 このように洋風にとどまらず和風の魅力を取り入れた和モダン・洋モダンの住宅が増えましたね。木製外壁材と窯業系サイディングの組み合わせや、黒や茶など落ち着いた和色でシャープに仕上げているお住まいも見られます。

和モダン・洋モダン

 このようにトレンドは常に変化しており、中にはおしゃれな外観に憧れるという方もいらっしゃることでしょう。そこで和風住宅に洋風を、洋風住宅に和風を取り入れる方法をご紹介します。


1.ジョリパッド塗装

柔剛性・可とう性が高くモルタル外壁よりもひび割れも発生しにくい

 モルタル外壁の塗り替え用塗料としておよそ45年もの歴史があるのですが、様々なカラーバリエーション・仕上げ・骨材が取り揃えられており、和風・洋風どちらの雰囲気にも仕上げることができます。柔剛性・可とう性が高くモルタル外壁よりもひび割れも発生しにくいため、一味違った外壁塗装で雰囲気をガラリと変えたい方にお奨めです。

和風・洋風どちらの雰囲気にも仕上げることができます

2.金属サイディングによる外壁カバー工法

既存外壁材に劣化が見られる、和風住宅から洋風住宅へ変更したいという方にお奨め

 既存外壁材に劣化が見られる、和風住宅から洋風住宅へ変更したいという方には金属サイディングでの外壁カバー工法がお奨めです。

 モルタルやタイル等の既存外壁材の上に新規外壁材をそのまま張り重ねることで既存外壁材の撤去・処分費用も必要なくイメージの刷新が図れます。外壁材が二重に仕上がることで以前より断熱性・遮音性も向上します。住宅の重量増加に不安を感じられるかと思いますが、使用するのは約3.6㎏/㎡の非常に軽量なガルバリウム(GL)鋼板ですので住宅への負担も少ないリフォームが可能です。

これまでの外壁の上に新しい外壁を重ねて張る
外壁材には約3.6㎏/㎡の非常に軽量なガルバリウム(GL)鋼板使用で住宅への負担も少ないリフォームが可能

外壁カバー工事を行った和風住宅の施工事例

【使用材料】センターサイディング:レフィーナウォール

before 外壁カバー工事施工前
after 外壁カバー工事施工後

 築年数による経年劣化が気になりリフォームをご検討されていました。せっかく工事を行うのであれば長期的なメンテナンスフリーを図りたいとのことでしたので、金属サイディングによる外壁カバー工法をご提案させていただきました。


点検の様子

モルタル外壁の家
モルタル外壁の経年劣化

 モルタル外壁は成分上クラックの発生や塗膜の経年劣化が起こるため10~15年程度での塗り替えが必要不可欠です。塗装メンテナンスは繰り返し行っているものの、大きなイメージチェンジを図りたい・洋風な住宅に憧れるという方には金属サイディングによる外壁カバー工法がお奨めです。

既存外壁材の上にそのまま新たな外壁材を被せていく外壁カバー工法

胴縁木材の取り付け
胴縁木材の取り付け

 既存外壁材の上にそのまま新たな外壁材を被せていくのですが、まずは下地と通気性を保つ為の胴縁木材を取り付けていきます。金属サイディングが横張りの場合は下地が縦、縦張りの場合は横になります。サッシ等の付属物と外壁との間は雨水が浸入する可能性が高いため、サッシに合わせ専用役物を取り付けていきます。透湿防水シートを胴縁前に張ることで雨漏りも改善できます。

金属サイディングを被せる
金属サイディングを被せる

 金属サイディングは屋根材にも使用されている錆びにくく高耐久なガルバリウム(GL)鋼板ですので、次回のメンテナンスは20年程度も先の話になります。施工費用は外壁塗装よりも高くなりますがランニングコストの軽減が期待できる他、デザイン・カラーバリエーションが豊富ですので和風からお気に入りの洋風住宅への変更が出来ます。

和風住宅の外壁カバー工法竣工

外壁カバー工法竣工

 ツートンで洋風の印象を強めることもできますね。雨戸や破風板の素材変更をご希望の方は、納まりが綺麗に仕上がりますので外壁カバー工法前にご検討ください。


3.外壁材の張替

外壁材が劣化し強度が不足している場合、補修も兼ねて外壁材の張替でイメージチェンジを図りましょう

 外壁材に劣化が見られ強度が著しく不足している場合は外壁カバー工法が施工できません。

 その場合補修も兼ねて外壁材の張替でイメージチェンジを図りましょう。リフォーム費用としては最も高いですが透湿防水シートの張替や胴縁の交換等、内部の不具合も含め補修することができます。
 また外壁カバーの場合は補修を行わないサッシの納まりにあわせ外壁材の厚みを考えなければなりませんが、張替の場合は下地から補修出来ますし柔軟な対応が可能です。

これまでの 外壁を撤去し、新しい外壁に 張り替える
リフォーム費用としては最も高いですが透湿防水シートの張替や胴縁の交換等、内部の不具合も含め補修することができます

和風住宅の外壁塗装は仕上がり後のイメージを持つことが重要です

 和風住宅は昔ながらの寺院や神社・日本家屋の印象が強く、無意識に使用色の選択肢を狭めてしまっているかもしれません。しかし塗装を行わない箇所等のチェックを怠ると、バランスが悪くこんなはずではなかったと後悔してしまう恐れもあります。  和風住宅の外壁塗装でのポイントはあらかじめ「外壁塗装後のイメージを持つ」ということです。洋風住宅の場合は形状・仕様から似合わない色は少ないのですが、和風住宅は自然素材の良さを引き出し調和の取れた外壁に仕上げてこそ綺麗にまとまります。
仕上がり後のイメージを持つ

 外壁塗装を行う前にはカラーシミュレーションで住宅全体のイメージを確認した上で使用色のイメージを決め、見本板で使用色を再度チェックしましょう。面積の大小により色の見え方が異なる(面積効果)ので、1~2トーン暗い色を使用するなど綿密にご検討ください。

外壁塗装を行う前にカラーシミュレーションで住宅全体のイメージを確認
見本板で使用色を再度チェックしましょう

 和風住宅の外壁塗装でお悩みの方、木材の風合いを活かしたままの塗装をご希望の方、色の決め方がわからないという方はお気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。点検・お見積りは無料にて承っておりますのでご安心ください。

和風住宅の外壁塗装でお悩みの方お気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください

外壁塗装工事を行った和風住宅の施工事例

【使用材料】外壁:エラストコート(A-13) 木部:ニューボンデンDX(ウォルナット)

before 外壁塗装施工前
after 外壁塗装施工後

 築21年の和風住宅です。初めての外壁塗装から15年経過し外壁や塀にもクラックが目立ち始めたことにより2回目の外壁塗装を実施致しました。
 施工費用の比較材料として3社相見積もりを行われたようです。


点検の様子

リシン外壁の家
木目調の軒天材

 ザラザラとした手触りのリシン外壁です。吹付仕上げの代表としても挙げられるリシンとスタッコですが、リシンが塗料と砂を混ぜて吹き付けられた薄い塗膜に対し、スタッコはセメントと塗料に骨材を混ぜ合わせたもので厚い塗膜に仕上がります。モルタルはその表面の細かな凹凸に汚れが入り込み美観を損ねてしまいます。また雨水の流れが悪くなることで吸水しモルタル外壁自体も傷んでしまいますので、しっかり塗装メンテナンスを行っていきましょう。
 木目調の軒天材が使用されていますが他の部位にもたくさん木材が使用されており、和風住宅の和やかさを感じます。

木製の戸袋
屋根は和瓦

 木材は雨水を吸い込むと腐食しますが吸湿機能も兼ね備えており、定期的なメンテナンスを心がけていれば長く使用することが出来ます。木目調を活かしたまま塗膜保護をしたい場合、もしくは今後その予定でいるという方は必ず浸透型塗料や保護剤による塗装を行いましょう。一度でも造膜型塗料を使用してしまうと浸透型塗料が使用できなくなってしまいますのでご注意ください。
 屋根材は塗装メンテナンスの必要がない和瓦です。日当たりの悪い部分は苔が付着していますが高圧洗浄で綺麗に仕上げることが出来ます。瓦自体は耐久性も高く半永久的にメンテナンスフリーです。和風住宅は各部位に高耐久素材を使用していることが多いので、メンテナンスさえしっかり行っていれば不必要な費用を掛けずに維持することが出来ます。


外壁塗装工事の様子

銅板の下屋
高圧洗浄の様子

 下屋には銅板が使用されていました。銅は耐食性が高く長年色の変化を楽しみながら使用することが出来ます。専用塗料もあるようですが基本的には塗り替えの必要性はなく、60年以上は問題なく使用できるようです。酸性雨や施工不良によって雨漏りが起きてしまった場合は交換等で改善しましょう。その際はまた赤橙色から緑青色への変化を楽しむ事が出来ます。
 和風住宅で塗装を行わない箇所があったとしても外壁塗装メンテナンスの作業工程は変わりません。まずは住宅に付着した汚れや埃、旧塗膜を高圧洗浄で洗い流します。

ペーパー掛け(サンディング)
浸透型塗料ニューボンデンDXのウォルナット

 木材は状態によって下地処理が異なります。例えば木材からヤニが染み出していると水性塗料を弾いてしまい綺麗な仕上がりになりません。そこでシンナーで綺麗に拭き取らなければなりません。節が目立ち美観に影響が出ている場合は木部用パテで凹部を埋めていくと良いでしょう。表面のざらつきは塗装を行っても改善できませんので、あらかじめペーパー掛け(サンディング)で滑らかな表面に整えてから塗ります。経年劣化により傷み塗料を多く吸い込んでしまう場合は、シーラーやとの粉を刷り込み目止めを行います。
 今回木目を活かしたままの塗装をご希望されていたため、浸透型塗料ニューボンデンDXのウォルナットを使用していきます。浸透型塗料での仕上がりはあくまで既存の質感に依存するため、明るい色を使用すると黒ずみが目立ってしまう可能性もあります。既存の木材より少しずつ濃い色を使用することで既存に影響されにくい仕上がりになります。

浸透型塗料を塗布

 下地処理を行った木材に刷り込むように塗料を塗っていきます。浸透型塗料はどれほど厚塗りをしても木目が消えることはありませんので木材本来の風合いを残したいという方にお奨めです。

浸透型塗料を塗布

 造膜型塗料よりも耐用年数が劣る塗料が多いですので定期的に塗装時期を決め塗り替えていきましょう。

木部の塗装
モルタル外壁に下塗りフィラー

 モルタル外壁に発生したクラックは太さによって補修方法も異なります。0.3㎜未満のヘアクラックは塗料で埋めることが出来ますので、下塗りフィラーで平滑に仕上げます。構造クラックは雨水が浸入する可能性もありますので、補修材でクラックを埋め更なる被害の拡大を抑えます。

100%アクリル塗料のエラストコート(A-13)
中塗りの様子

 中塗り・上塗り塗料には100%アクリル塗料のエラストコート(A-13)を使用しました。360%もの弾性力により経年で発生するクラックを防ぐだけでなく雨水の浸入もしっかりブロックします。にも関わらず、透湿性が高く塗膜の膨れやしわを起こす心配もありません。骨材も含まれていない艶なし塗料ですので、今までの手触り・風合いを残したまま塗り替えが可能です。モルタル外壁は落ち着いた印象に仕上げたい方が多いのでエラストコートは選択肢の一つとして挙げられるかと思います。

上塗りの様子
塗装完了

 エラストコートは黒に近い色の調色が難しく若干彩度が高い傾向にありますので、色見本帳を確認していただいた上で気に入った色の1トーン暗い色で塗り替えるようにしましょう。和風住宅の塗り替え塗料として、低汚染塗料ナノコンポジットW(防藻+)も人気です。3分艶仕上げですが落ち着いた仕上がりで、セルフクリーニング機能により長期間に渡って綺麗を維持することが出来ます。調色の都合上、明るい色に仕上げたい方はナノコンポジットW防藻+、暗い色に仕上げたい方はナノコンポジットWがお奨めです。

鉄部のケレン
鉄部に吹き付け塗装

 鉄部はケレンやペーパー掛けで目粗しを行ってから吹付塗装で均等に塗り仕上げていきます。和風住宅の場合、付帯部を茶や黒で統一し重厚感を持たせているお住まいが多いように感じます。もちろん何色に仕上げても問題はありませんが、全体的な印象は非常に重要です。カラーシミュレーションで確認をした上で仕上がりの色を検討していきましょう。

工事を終えて

和風住宅の塗装工事完了

 モルタル外壁のクラックを防ぎつつ綺麗に塗り替えを行うことが出来ました。和色で挙げるとすれば、丁子色(ちょうじいろ)・香色(こういろ)・薄香(うすこう)に近い色を使用しました。エラストコートは塗装後の水洗いが可能ですのでメンテナンスが簡単です。
 このような色を使用してみたい、どのような色と合うのかを確認したい等仕上がりに関してお悩みがございましたらお気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。数パターンのカラーシミュレーションを作成させていただきますのでお気に入りの仕上がりをイメージしていきましょう。

和風住宅の外壁塗装のまとめ
  • 和風住宅は日本の気候に合わせて建てられ日当たりや風通しが
    気持ちよく、その温かみのある雰囲気が好まれています。

  • 和風住宅の魅力を引き立てている建材は、銅・瓦・木材など昔から
    親しまれている素材で、塗装・メンテナンス方法も様々です。

  • 木材本来の風合いを活かすためには浸透型塗料やクリヤー塗料で塗装しましょう。
    耐久性・メンテナンスサイクルが優先の場合は造膜型塗料を使用しましょう。

  • 和風住宅の外壁塗装で使用色に悩んだ場合は、
    400色以上ある和色からお気に入りの色を探してみましょう。

  • 和風住宅には塗装を行わない・出来ない建材が使用されていることもあります。
    必ず塗装後のイメージとすり合わせて色を決めましょう。

  • 近年の住宅は和風・洋風にとどまらず、
    それぞれの魅力をミックスした和モダン・洋モダン住宅が増えつつあります。

  • 和風住宅・洋風住宅のイメージチェンジは
    外壁塗装・外壁カバー・外壁張替で行えます。
    下地の経年劣化・施工費用を考慮したうえでリフォーム方法をご検討ください。

  • 和風住宅の外壁塗装では色決めでお悩みの方が多いです。
    使用建材や塗装後のイメージをカラーシミュレーション等で
    明確にしてから外壁塗装を行いましょう。

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